『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』(玩具堂/角川スニーカー文庫) [国内エンタメ]
第15回スニーカー大賞《大賞》受賞作。
スニーカー文庫買ったの何年ぶりだろう……。
『氷菓』とか『愚者のエンドロール』とか『匣庭の偶殺魔』を買って以来な気がする。
生徒会によって立ちあげられた、生徒の悩みを解決する相談会『迷わない子ひつじの会』。
そこに持ち込まれるさまざまな相談ごと。
生徒会書記の成田真一郎は、相談会の行われる第三会議室の隣にある資料室で幽霊文芸部員の仙波明希と遭遇する。
相談会の面々だけでは解決できなかった問題を解決する仙波ではあったが、それを聞いた成田のとった行動は……。
作中出てくる相談ごとは、ラブレターの差出人は誰? とか、誹謗中傷の書き込みをしているのは誰? と言ったように、そこまでどぎつい内容でもなく、生徒会への相談ごととしては妥当(?)な内容。
日常の謎という感じでもないけれども、高校が舞台の謎としては、良い感じなんじゃないかと思う(ぬるいと思う人もいるだろうけど)。
謎を解いて終わり、ではなく、もう一段階あるのも好感触。
書く方は大変でしょうが(「ダ・ヴィンチ」のインタビュー記事にも書いてあったことですが……)。
スニーカー文庫買ったの何年ぶりだろう……。
『氷菓』とか『愚者のエンドロール』とか『匣庭の偶殺魔』を買って以来な気がする。
生徒会によって立ちあげられた、生徒の悩みを解決する相談会『迷わない子ひつじの会』。
そこに持ち込まれるさまざまな相談ごと。
生徒会書記の成田真一郎は、相談会の行われる第三会議室の隣にある資料室で幽霊文芸部員の仙波明希と遭遇する。
相談会の面々だけでは解決できなかった問題を解決する仙波ではあったが、それを聞いた成田のとった行動は……。
作中出てくる相談ごとは、ラブレターの差出人は誰? とか、誹謗中傷の書き込みをしているのは誰? と言ったように、そこまでどぎつい内容でもなく、生徒会への相談ごととしては妥当(?)な内容。
日常の謎という感じでもないけれども、高校が舞台の謎としては、良い感じなんじゃないかと思う(ぬるいと思う人もいるだろうけど)。
謎を解いて終わり、ではなく、もう一段階あるのも好感触。
書く方は大変でしょうが(「ダ・ヴィンチ」のインタビュー記事にも書いてあったことですが……)。
子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)
- 作者: 玩具堂
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/10/30
- メディア: 文庫
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