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『ぼくと未来屋の夏』(はやみねかおる/講談社ノベルス) [国内ミステリ]

冬まっただ中に、作中の季節が夏の本を読むというのも、まぁ、それはそれで。

はやみねさんらしい作品。
そこにオチつけるか! と作中登場する謎以外のところで驚いてしまった。


ぼくと未来屋の夏 (講談社ノベルス)

ぼくと未来屋の夏 (講談社ノベルス)

  • 作者: はやみね かおる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書



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『群衆リドル Yの悲劇’93』(古野まほろ/光文社) [国内ミステリ]

初まほろ作品。

噂に聞いていた「まほろ語」を理解するのに、少しだけ時間がかかったものの、慣れてくるとさほど抵抗はなくなってくる。

突拍子もない作風を想像していたのだけれども、思っていたほどでは……、というのが読んでいる間の感想。
(版元を変えるにあたって、作風をおとなしくしたのかもしれないが、過去作品読んでいないので、判断つかず)

読了後は、あぁ、うまくまとめてるなぁ、と。
一部、そうくるか? と思うところもあったけれど……。

とりあえず、過去のまほろ作品、全作品所持はしているので(いわゆる積読状態)、じょじょに読んでいこうかと。



群衆リドル Yの悲劇’93

群衆リドル Yの悲劇’93

  • 作者: 古野 まほろ
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/12/16
  • メディア: 単行本


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『午前零時のサンドリヨン』(相沢沙呼/東京創元社) [国内ミステリ]

『放課後探偵団』に収録されている作品の作風が気に入ったので、デビュー作にも手をのばしてみました。

読んでいる最中、何故か、登場人物の酉乃初が『Angel Beats!』の天使に脳内で自動変換され……。

使い方さえ間違えなければ、ミステリとマジックって相性良いよなぁ、と思いつつ。
次作も楽しみ。


午前零時のサンドリヨン

午前零時のサンドリヨン

  • 作者: 相沢 沙呼
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/10/10
  • メディア: 単行本



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『もろこし紅游録』(秋梨惟喬/東京創元社) [国内ミステリ]


もろこし紅游録 (創元推理文庫)

もろこし紅游録 (創元推理文庫)

  • 作者: 秋梨 惟喬
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/12/11
  • メディア: 文庫



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『アルバトロスは羽ばたかない』(七河迦南・東京創元社) [国内ミステリ]

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。
そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?
だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。

『七つの海を照らす星』に続く、児童養護施設を舞台としたシリーズ2作目。

ラスト、「あっ……」の一言。
評判通りの作品。
素直にうまいと思わせてくれる作品でした。

この作品をより楽しむためには、シリーズ1作目から読むことを強くお薦めします。


アルバトロスは羽ばたかない

アルバトロスは羽ばたかない

  • 作者: 七河 迦南
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/07/27
  • メディア: 単行本



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『七つの海を照らす星』(七河迦南/東京創元社) [国内ミステリ]

第18回鮎川哲也賞受賞作。

児童養護施設を舞台とした連作短編集。
二作目の『アルバトロス~』の評判が良いので、そちらを読むために、と。

総じて、綺麗にまとまっているし面白いと思うのだけれども、最後だけはちょっとくどいかな、というのが本音。



七つの海を照らす星

七つの海を照らす星

  • 作者: 七河 迦南
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本



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『舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵』(歌野晶午/カッパノベルス) [国内ミステリ]

というわけで、「舞田ひとみ」シリーズ第二弾。
作中の時間は一作目から3年ほど過ぎ、ひとみも小学生から14歳の中学生へ。

本作では、作中の視点は、前作の歳三から、ひとみの小学校時代の同級生・高梨愛美璃へと移る。

募金詐欺や、学内でおきた盗難事件や、果ては誘拐事件まで、高梨のまわりでおきた事件に、ひとみが首をつっこんで……。
今作も、順番通りの読んだ方が吉。
順番通りに読んでおかないと、これ誰? ということもあるので。

前作では、ひとみは事件に直接は関係なく、ひとみの一言などから、歳三が事件の真相に辿りつくスタイルでしたが、今回は、ひとみが事件に首を突っ込みます。
前作からいろんな意味で成長したひとみが見られるわけですが、口調というかノリは変わっておらず(もちろん、そこも成長はしていますが)、一安心。

ところで、裏のあらすじに「さわやかに登場!」とあるけど、(よくよく考えると)要所要所えぐいよなぁ、この作品……。



舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/10/20
  • メディア: 新書


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『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』(歌野晶午/光文社文庫) [国内ミステリ]

続編の方を先に買い、読もうとした瞬間に、これシリーズ物で、しかも2作目か! と気付くという阿呆なことをしてしまいました。
というわけで、シリーズ1作目。シリーズ名は「舞田ひとみ」シリーズで良いのかな。

11歳の小学生、舞田ひとみと、ひとみの叔父であり警官の歳三がメインで進んでいく連絡短編集。
短編の順番は作品内の時系列に合わせてあるので、ちゃんと順番に読んでいった方が吉。
「いいおじさん、わるいおじさん」と「いいおじさん? わるいおじさん?」のような構成は面白いなぁと。

それと、タイトルの先入観から、てっきり小学生が事件に首つっこんで謎を解こうとするといった感じの内容なのかなぁと思ったので、ひとみの何気ない一言(だったり話題)をきっかけに、歳三が事件の真相に辿りつくという形式をとっていてちょっと驚き。


舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/07/08
  • メディア: 文庫



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『放課後探偵団』(相沢沙呼・梓崎優ほか/創元推理文庫) [国内ミステリ]

鮎川哲也賞もしくはミステリーズ!新人賞関係の作家、簡単に言えば創元デビュー組の5人の手による書き下ろし短編学園アンソロジー。

もともとは似鳥鶏さんの新作を読みたいがために買ったのですが、なかなかどうして、他の4名の作品もかなり面白い!
好きな作家が参加しているアンソロジーを読む時の醍醐味のひとつは、知らない作家と出会える場だと常々言っているのですが、今回も、それを堪能できました。

作品によっては、トリック(もしくはネタ)が途中で予想可能なものはあるものの、その料理の仕方や、展開のさせ方にそれぞれの味が出ているようで、そういうふうに話をもっていったかと、感心しきり。

どの作品も良かったのだけれども、個人的に、梓崎さんの「スプリング・ハズ・カム」には、真底驚いた。
読んでいて違和感だけは覚えていたのだけれども、真相が明かされて、そういうことか、と読了後、最初から読み返してしまったし。
梓崎さんの『叫びと祈り』は、今年のミステリランキングでも上位を獲得しそうだし(現段階で、文春のでは2位)、読んでおこうかなと思っていた作家ではありましたが、『叫びと祈り』も早めに読んでおいた方が良いなと思わせる作品でした。


収録されている1本目の似鳥さんの作品読んだ時は、葉山君の妹、良いキャラしてるなぁとか思っていたのになぁ……。


放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)

放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)

  • 作者: 相沢 沙呼
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 文庫


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『聯愁殺』(西澤保彦/中公文庫) [国内ミステリ]

大晦日の夜。連続無差別殺人事件の唯一の生存者、梢絵を囲んで推理集団“恋謎会”の面々が集まった。四年前、彼女はなぜ襲われたのか。犯人は今どこにいるのか。ミステリ作家や元刑事などのメンバーが、さまざまな推理を繰り広げるが…。


手がかりをもとに、さまざまなメンバーによって推理が行われ、真相に迫る。
いわゆる毒チョコものというか、西澤さんの他作品にもいくつかある系統の作品なわけですが。

う~ん。
この作品の良さを書こうとすると、ネタバレしないと無理なんじゃないか。
基本的な読解に関しては、氷川透さんの解説のネタバレありのところを参照していただければ良いので、読了後、そちらをお読みください。


とは言え、少しメモ書きの意味合いも込めて書いておくと。

・メタミステリとしてのひとつの実現方法がこれだったのか、と思わせてくれる。
・そのメタミス的な読み方をしたときに、作中にではなく、読者が認識していたこの作品のとある部分ががらっと変わる。叙述トリック的な意味合いではなく。
・けれど、そんな難しい(?)読み方をしなくとも、最後にある種の驚きは用意されているので、それはそれで十分楽しめる。


読む前に、地味な作品なんじゃないかと思っていた自分、恥ずかしい。


聯愁殺 (中公文庫)

聯愁殺 (中公文庫)

  • 作者: 西澤 保彦
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2010/09/22
  • メディア: 文庫


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